「植物が美しい」ことが作品においてすべてだと思っている。
人には草一本も作れないのだから、作品を自らが作ったという思いはいつもあまり無い。
美しい草を作り出したのは「自然」であるし、「神の御技」というほかはない。
自然はもう完成されているから、植物の姿を人の作為が邪魔をしないように、謙虚にいつも頭を下げる気持ちでいる。
植物は自然を代表する「依代」でもあり、鳥は「神使」でもある。
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個展 DM
photo, design, text _ Shinya Horinouchi
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展示メイキング映像
みえないものにふれている-展示編
みえないものにふれている-循環編
映像 artwork _ H. Maenaka (rizm)
KiKusa 展
み え な い も の に ふ れ て い る
Toucher quelque chose d'invisible
草と詩文のInstallation
草 の サ ー ク ル か ら 逃 げ 出 し た 鳥 と 僕
2021.11.6sat. - 11.21sun.
休廊日 10,17wed.
会場 921GALLERY 10:00 - 18:00
作家在廊日 11/6sat., 7sun.
ひとはなにをしんじていきるのか
ひとの心にある無数の「とびら」
まだ一度も開けたことのない「とびら」
開ける意味をみつけられなかったのだろうか
小さくてあることに気がつかなかったのだろうか
あるいは開けることが怖かったのだろうか
なにかのきっかけでその「とびら」が開くとしたら
そのむこうがわにあるのは
「よろこび」だろうか
「かなしみ」だろうか
しんじるものは目にみえないかもしれない
そのはじっこに触れようとするなら
僕は弱さのまま握りしめて「とびら」に手をのばす
想像してほしい「みえないものにふれている」
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会場
CAFE DU GRACE / 921GALLERY
岡山県赤磐市下市 92-1
086-955-4548
close every wednesday
921.cafedugrace.com
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展示内容
宙の草束 < TURUSU > 100点の植物空間
光と花の紋様 < ROSETTE >
草の環 < EN >
草と詩文のインスタレーション < 草のサークルから逃げ出した鳥と僕 >
展示楽曲
バッハ:マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、コラール
企画・設営 / KiKusa
展示 produce / Koutaro Suetou (921gallery)
今展は展示空間全体をつかった草と詩文のインスタレーション。
淡い美しい草花「花糠薄」だけでつくる < TURUSU > 作品100点の植物空間。
空間に吊るす植物オブジェ「TURUSU」100点を「鳥」にみたて、
鳥かごの中かの世界から百羽の鳥が飛び出した瞬間の”歓び"の光景を描く。
”鳥”と”僕”と”誰か人”の三者の物語の展示はプロローグから始まる。
激動の時代の変化の不安感のなか、私は何を大切にしたら良いのか、僕はどう生きたいのか、生命の自由な歓びとは何なのだろうか。
日々を過ぎてゆく中でも、身の回りあるそれぞれの問いに、向き合うことの大事さを直感的に感じている。
今、生き方が問われている。
美しい一本の草から何かの手がかりを感じ取ることもできるではないだろうか。
三輪車に乗った少年は小さな鳥たちに祝福され、自らの心にも開けたことのない扉があることに気づく。
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ご来場いただき、ありがとうございました。
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