熊野 蓬守符 ＋ 蓬鈴守り

くまのよもぎまもりふだ ＋ よもぎすずまもり
 
蓬（ヨモギ）は日本古来からの薬草。 
ヨモギは、女性の病に深く関わる薬としての役割から女性の健康を守る薬草としても、また、抗炎症・抗酸
化作用があるため体内の浄化・デトックス効果のある薬草として草餅にしたりと親しまれてきた。
 
ヨモギは「この世に最初に生えた草」とも言われ、古来からとても霊力の強い草として、その芳香には邪気
を払ったり、魔除けの効果があると考えられてきた。
田植え前に早乙女たちはヨモギで身を浄めたという。
 
「蘇りの地」である熊野に自生するヨモギをあしらえた疫病除けのお札「蓬守符」と、”音で邪気を払う”
鈴とヨモギの組み合わせの災い祓いのお守飾り「蓬鈴守り」をセットで飾る。
 
アルテミスのハーブ
ヨーロッパでもヨモギ属は古代から薬草として重宝されており、ヨモギは防虫、魔除けの魔法の草として
儀式・儀礼にも使われていた。
ヨモギ属の学名Artemisiaは、ギリシャ十二神の一柱で、月と狩猟の女神アルテミスに由来する。
豊穣・多産を司る女神でもあるアルテミスと結びついて「アルテミスのハーブ」とも呼ばれている。
 
疫病除け
兵庫県の十二所神社には、その昔、平安時代に疫病が大流行したときに一夜にして１２本のヨモギが生え、
少彦名大神（すくなびこなのかみ）という神様が現れて、「このよもぎを煎じて飲めば、病はたちどころ
に治る」と言われ、教え通りによもぎを飲ませると疫病はなくなっという逸話が残っている。
 
熊野・那智の長寿の水
お札の中には乾燥させたヨモギの押し葉と朱印、熊野の那智山
の伏流水ですった墨で”疫病除け””延命長寿”の呪文を書く。
那智の水には「延命」と「長寿」の力がある。
 
ヨモギの御利益
疫病除け・病気平癒・健康増進・家内安全。
ヨモギの花言葉は「幸福」「平和」「夫婦愛」。
 
飾り方
お札は玄関や神棚に、蓬鈴守りは玄関などに付けると、悪い神
（災い）が入ってこない。